12月9日、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、Imtech Traffic & Infra UK Ltd(以下、Imtech)と、渋滞の緩和技術に関する共同研究を開始した。
イギリス、エクセター市政の協力下で、来年度における市内での実証実験が想定されており、2年間にわたりNTTデータのもつ交通シミュレーションシステムとImtechのもつ交通管制システムを利用した信号制御による渋滞の緩和技術の研究が行われる。
研究の概要
今回の共同研究では、1年目にNTTデータの「広域信号制御最適化技術」と、Imtechの動的信号制御システム「SCOOT(スクート)」の統合をする。これによって、渋滞の緩和のためにより広いエリアで即時最適な信号設定を行う技術開発に臨む。2年目は実証実験が予定され、1年目の研究成果に基づき、市の中心部における渋滞の緩和効果の検証を行う。
スマートシティ実現へ
今後はスマートシティー実現のため、日本国内のみならず海外展開などを通し、今回の研究成果を含む渋滞緩和のシステムの実用化を目指している。
またスマートシティーに関連するプロジェクトは世界中で行われており、NTTデータは今回の信号制御の技術をベースとしたシステムの構築・運用によって2020年度末までに、100億円の売上を目標としているという。
(画像はプレスリリースより)

英国・エクセター市における交通制御の実証実験に向けたImtech Traffic & Infra社との渋滞緩和技術に関する共同研究を開始
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2015/121000.html