Wi-Fi搭載のタクシー
2015年12月1日(火)より、ヒノヤタクシー(岩手県盛岡市)は普通タクシー全車両90台にWi-Fiルーターを搭載したと発表した。Wi-Fiの利用は無料で乗車中にノートPC・スマートフォン・タブレット端末などでインターネット接続が利用でき、動画を試聴したい若者、仕事のやりとりをしなければならないビジネスマンを対象に利用拡大を狙っている。
日本初の試み
Wi-Fiルーターを搭載したタクシーを運行するのは日本初の試みである。同社はタクシー無線の配車システムをデジタル化する際に、Wi-Fiルーターを搭載させた。また本サービスを周知するため、後部座席の搭乗ドアに『Wi-Fiつかえます』と書かれたステッカーを貼って情報の広めようとしている。昨今では、各タクシー事業者が独自のサービスを展開している。近江タクシー(滋賀県彦根市)は三成タクシーという石田三成をデザインモチーフにしたタクシーを運行し、伊予鉄タクシー(愛媛県松山市)はタクシーサイネージサービスを開始したが、本サービスもタクシー業界に新たなモデルを作り出した。
同社は今回の試みについて、
2020年インバウンド2,000万人時代を見据え、盛岡へご旅行のお客様へのサービスとして、ならびに、災害時のCSRとして、緊急通信手段への無償提供など、Wi-Fiタクシーのより良い利用方法を検討し広げて参ります。
と本サービスについて語っている。
(画像はプレスリリースより)

ヒノヤタクシー
http://www.hinoya-taxi.co.jp/index.html
近江タクシー
http://www.ohmitetudo.co.jp/taxi/course/mitsunari02/index.html/
伊予鉄タクシー株式会社
http://www.iyotetsu.co.jp/taxi/