国土交通省による指導
国土交通省は、硝酸アンモニウムを使用しているタカタ製インフレータの今後の扱いとして、硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータの使用を縮小、または停止の方向で取りまとめ、12月4日付で指導すると発表した。
すでに国内の主な自動車メーカー7社(ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、富士重工業、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業)は、開発中の新型車などより、硝酸アンモニウム使用のタカタ製インフレータは使わないことを表明している。このため、国土交通省は事故等の発生状況や、主要7社、タカタからの報告をもとに予防的な措置として指導を行う。
指導までの経緯は
タカタ製インフレータについては、今年10月28日、部品を交換済みでないリコール対象の車両が、衝突時に助手席エアバッグ・インフレータが異常展開し、国内初となる負傷を伴う事故が起こっている。また、11月3日には米当局が同意指令において、硝酸アンモニウム使用のタカタ製インフレータの生産及び販売の停止を段階的に行うことに合意したことを発表していた。

国内における硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータの取扱いについて
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002136.html