運賃改定の動き
平成27年11月26日、沖縄総合事務局は沖縄本島・離島のタクシー法人6事業者が運賃値上げの申請をしたと発表した。これは消費税8%増税や観光客のレンタカー利用増加傾向、地域の利用客の運転代行業の広まりによる総利用客数の減少による経営危機から申請されたものである。今回の申請は本島(11月19日付)、離島(11月9日付)で最初の申請から3カ月間申請を受け付けている。
新基準で普通車が誕生
現在、沖縄本島・離島ともに小型車・中型車と区別して営業しているが新たな申請はこの区別を廃止して、一律で普通車とした。
・本島
初乗りの金額
小型500円・中型510円
↓
普通570〜590円
走行で加算される金額
小型60円・中型70円
↓
普通80円
・離島
初乗りの金額
小型430円・中型460円
↓
普通540〜570円
走行で加算される金額
小型60円・中型70円
↓
普通70〜80円
審査は総務局が行うが、いくつか条件がある。申請した事業者の合計所有台数が全車両数の70%に達した場合であり、その際に総務局が選抜した事業者の経営状況を確認し、検討後に適切な運賃が決定される。26日時点では本島(2社)離島(4社)が申請しており、現在は他の複数社も申請を検討している。申請が認可されれば本島は9年、離島は8年ぶりの引き上げとなり、早ければ来年の8月以降に適応される。
(画像はプレスリリースより)

沖縄総合事務局
http://ogb.go.jp/okiunyu/info/271126-2.pdf