住友電工がタイ・ジーニアス社と協業
住友電気工業は、ジーニアス・トラフィックシステムと高度道路交通システム(ITS)分野で協業し、バンコクに交通管制センターを設けることを2015年9月14日に発表した。
今回協業することとなったジーニアス・トラフィックシステムは、交通信号灯器・信号制御機・道路情報板などの製品の製造・販売を行うタイの大手企業だ。
高度なシステムを活用した交通管理センター
今回計画が進められている交通管制センターは、車両感知器を用いて交通データを集める。これらの情報を一元管理・解析し、信号の切り替えのタイミングが適切になるよう自動計算し、制御を行う。
この取り組みによりバンコクの交通渋滞を減らし、交通管制システム領域における社会インフラの整備が持続的に実施されるよう、タイ当局への働きかけも共同で進めていく方針だ。
交通渋滞の緩和が急務となるタイ・バンコク
世界の都市の中でも渋滞がひどいとされるバンコク。「世界の渋滞がひどい都市」でも8位に入り、旅行客もタクシーでの移動は避けるというのが常識となりつつある。
都市の発展に伴い急増する車両数に対し、交通システム面での整備が追い付いていない点は、大きな課題となっている。

住友電気工業
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