配車がより一層効率的に
日本ユニシスは6日、クラウド型タクシー配車システム「smartaxi(以下スマートタクシー)」の乗客向け配車アプリに新機能を追加したと発表した。この新システムは足立区に本社を置くエコシステムでサービスを開始した。
「スマートタクシー」とは、スマートフォンとクラウドサービスを利用してタクシーの配車を実現するシステムである。タクシー事業者は、これまでタクシー無線を使用してきたが、「スマートタクシー」では、携帯電話回線を使用し、車載の端末にスマートフォンを採用している。
そのため、これまでは業務用無線が圏外となる場所や、無線が届きにくいビルの谷間では配車の取りこぼしがみられたものの、携帯電話回線を使用していることから、配車を取りこぼす心配がない。
また、「スマートタクシー」を利用することで、配車効率を高めて売上を上げることも可能となるほか、2016年6月に迫るアナログ無線の停波にも対応可能となる。そのほか、燃料費の節約や温室効果ガス排出量の削減効果も期待できる。
タクシーの乗客、運転手双方に大きなメリット
今回追加された新機能では、配車の手配をする前に、タクシーがどのくらいで到着するかがわかること、また、タクシーの現在地をアプリで確認できるので、タクシーを待たされる感覚が軽減されることが大きなメリットとなっている。
タクシーの乗客とタクシーの運転手の双方がメリットを享受できるシステムとなっており、利用者数の増加が期待される。
(画像はプレスリリースより)

日本ユニシス(プレスリリース)
http://www.unisys.co.jp/news/nr_150806_smartaxi.html