初乗り運賃は据え置き、加算運賃が値上げへ
台北市公共運輸処は、台北市、新北市、基隆市のタクシー料金を10月にも値上げする予定である。
値上げ率は平均14%で、2007年11月以来約8年ぶりとなる。1.25km以内の初乗り運賃は70台湾元(約270円)で据え置きとなるが、加算運賃が値上げとなる。
加算運賃は、現在250メートルごとに5元(約20円)であるが、10月以降は、200メートルごとに5元が加算される予定である。また、時速5km以下となった場合は、現在1分40秒ごとに5元加算されているが、10月以降は1分20秒ごとに5元が加算される予定である。
台北市役所から新北市役所までのタクシー料金の目安は、渋滞がなく順調に進んだ場合、現在は345台湾元(約1350円)であるが、10月以降は413台湾元(約1620円)になるとみられている。
高雄市、台南市のタクシー料金も値上げか
台北市など、台湾北部の都市でタクシー料金を値上げする予定であるため、7年間タクシー料金を値上げしていない台湾南部の高雄市と台南市では、タクシー料金の値上げについて協議される見通しである。
なお、台北市のバス料金も、来年の初め頃をめどに値上げするものとみられている。

臺北市公共運輸處
http://www.pto.gov.taipei/