高齢者からの車の買取増加!
株式会社カーセブンディベロプメントでは2016年10月12日、「カーセブン」における高齢者からの車の買取依頼が3年間で約1.6倍になったと発表。免許証自主返納の増加が影響しているようだ。
運転免許返納と経歴証明書
同社によると、高齢者からの買取依頼が増加した背景には、政府による免許証自主返納の推進にあるとしている。
平成10年より施行されている取り組みだが、返納時の申請により発行される「運転経歴証明書」は、身分証明書として利用できるほか、各自治体でタクシーの割引や施設の優待など、特典を設けているところも多い。
この「運転経歴証明書」に対し平成24年に改正が行われ、申請可能期間が5年以内、使用期限なし、再交付可能など、今まで期間に制限があったものを大幅に改善。
運転免許証の返納者は、平成24年には117,613件であったものが、平成27年には285,514件と倍以上、運転経歴証明書の発行数も平成24年に81,711件、平成27年は236,586件と3倍近く増加している。
高齢者に安心のシステムを
近年交通事故件数や死亡者数は減少しているものの、高齢者の死亡事故はいまだ増加傾向にある。同社でも免許返納を含めた対策の必要性を訴求しながら、高齢者が安心して車の買取依頼ができる施策を行うとしている。

カーセブンのプレスリリース(@Press News)
https://www.atpress.ne.jp/news/113876