重ねて課税されている日本の自動車税制
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は6日、同法人が実施した「自動車税制に関するアンケート調査」の結果を公表した。
このアンケートは、同法人のホームページ上で2016年7月13日(水)~8月20日(土)の期間中に実施され、62,510人の有効回答を得ている。
その結果からは、多くの人が現行の自動車税制に不満をもっているという状況が浮き彫りになった格好だ。
高すぎるからもうちょっとなんとかしてほしい
保有しているマイカーを維持していくために必要な年間の税金に関しては、「非常に負担に感じる」55%、「負担に感じる」34%、「やや負担に感じる」9%と、全体の98%もの人がなんらか負担を感じていると回答している。
現行の自動車税制では、最初に購入する際には通常の消費税の他に自動車取得税が必要だったり、ガソリンを給油する際には本体価格にガソリン税が上乗せされた合計金額に消費税が課税されていたりと、二重に課税されていることが多く、特にその点に不満を感じている人が多いようだ。
しかし毎年支払う自動車税に対しては、「廃止すべき」36%に対し、「課税はやむを得ないがもっと軽減すべき」59%と、半数以上の人が一定の理解を示している。税金も必要な分はちゃんと払うから、もうちょっとなんとかしてくれ、というのが多くのドライバーの本音だろうか。

JAF「自動車税制に関するアンケート調査」結果
http://www.jaf.or.jp/profile/report/