タクシー業界でも女性ドライバーの活用を
国土交通省中部運輸局自動車交通部では、公共交通の活性化につなげるため「地域バス交通活性化セミナー」を開催する。タイトルはバス交通となっているが、もちろんタクシーを含め鉄道、トラックといった運輸産業全般における女性運転士が対象だ。
近年ではタクシードライバーにも女性が珍しくなくなってきたが、まだまだ女性ドライバーを採用していない事業者も多い。しかし現実問題として、女性ドライバーも積極的に活用してかなければ、さまざまなニーズに対応できなくなってきているのではないだろうか。
実際に、高齢の利用者などは細やかな気遣いのできる女性ドライバーを歓迎するものだし、このところ増えている妊産婦向けのタクシーや、子どもの送迎タクシーなどでも、女性ドライバーは歓迎されるはずだ。
女性ドライバー採用を考えている事業者も対象に
今回のセミナーでは、プロドライバーを目指す女性の参加はもちろん、女性ドライバーを採用したい事業者の参加も呼びかけている。地元運送会社の女性ドライバー活用における取り組みについての講演も予定されており、パネルディスカッションにはバス・タクシー・鉄道の運転士も参加するので生の声も聞ける。
この「地域バス交通活性化セミナー」は、平成28年10月1日(土)に、名古屋・栄ガスビル5階の栄ガスホールにて開催される。受付は12:30から、開始は13:00となっている。参加費は無料で、定員は150名だ。事前申し込みをすれば、生活に役立つグッズのプレゼントも用意されている。
当日会場にはキッズスペースも設置されるので、子ども連れのママ・ドライバーでも参加しやすい。タクシードライバーとして働くことに興味を持っている女性や、女性ドライバーの採用を検討している事業者は、ぜひ参加してほしい。

国土交通省中部運輸局自動車交通部プレスリリース
http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/kisya016/