試験的導入で反響を呼び全国展開に
日本交通株式会社は、車内のニオイ対策を強化したタクシーである「ファブタク」を、2016年8月30日(火)より全国で1万3,500台走行させると発表した。
これは、消臭芳香剤ファブリーズで有名なプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社と共同で展開されるプロジェクトだ。両社は2015年12月に、2,000台限定で試験的に「ファブタク」を導入した。そのさい利用者から大きな反響を呼び、今回の全国展開となった。
今回の「ファブタク」は、8月30日(火)から9月29日(木)までの1ヶ月間の運行となっている。まだまだ暑さの残るこの時期に、特に車内に残る汗のニオイなどをしっかり消臭することでより快適な車内空間を実現し、利用者から「選ばれる」タクシーとなることを目的としている。
より快適な車内空間を利用者に提供
期間中、「ファブタク」として走行する車両は専用ステッカーを貼り付けて利用者にアピールするほか、タクシー配車アプリ「全国タクシー」において日本交通グループの「ファブタク」を車種指定で呼べるようになっている。
また「ファブタク」では、車専用のファブリーズによる消臭の徹底を図るだけでなく、乗務員自身の身だしなみや行動にも充分な注意を呼びかけている。具体的には、清潔な制服の着用や、休憩時に喫煙をした場合でも煙草のニオイを決して車内に持ち込まないこと、車内ではできるだけ食事をしないことなどだ。
タクシーの車内はいわば密閉空間だ。そのため、車内になんらかのニオイが残っていると不快に感じる人は多い。利用者に気持ちよく乗車してもらい、また次もこのタクシーを利用したいと思ってもらえる、つまり利用者から「選ばれる」ためには、このような取組は非常に重要なことではないだろうか。
(画像はプレスリリースより)

日本交通株式会社/プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社プレスリリース
http://www.nihon-kotsu.co.jp/about/release/