高齢者見守り機能と乗り合いタクシー予約機能を追加
株式会社デンソーは1日、秋田県湯沢市が実施する実証実験事業に、自社の地域情報の配信システム「ライフビジョン」のサービスを提供すると発表した。
同社が提供する「ライフビジョン」とは、インターネット回線とタブレット端末を利用して地域情報を配信するというサービスだ。
今回の湯沢市の実証実験事業では、高齢者の約80世帯を対象にしているため、見守り機能と乗り合いタクシー予約機能を新たに開発・追加してのサービス提供となっている。
孤立しがちな高齢者世帯の足としてタクシーの活用を
高齢化が進み、高齢者のみの世帯が増加している湯沢市では、中心部から離れた集落での高齢者の孤立・孤独化が問題となっている。電車やバスなどの公共交通機関が整備されていない山間部などでは、特にその傾向が顕著だろう。
そのため同社は今回の実証実験にあわせ、乗り合いタクシー事業者と連携して高齢者でも簡単に乗り合いタクシーの予約ができる専用のアプリを開発し、「ライフビジョン」での提供を始めたというわけだ。
孤立しがちな集落の中で簡単に乗り合いタクシーの予約ができるようになれば、地域の高齢者の足としておおいに活用できるだろう。タクシー事業者としても、今後このような分野に積極的に参画していくべきではないだろうか。
(画像はプレスリリースより)

株式会社デンソープレスリリース
http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/