突然の豪雨で車が水没することは最早珍しくない
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)岡山支部では、いわゆるゲリラ豪雨に遭遇してしまったときにドライバーがとるべき行動について、注意を呼びかけている。
ここ数年、これまでの常識では考えられないような集中豪雨が日本国内でも多数発生している。ごく最近も関東地方で集中豪雨のため、家屋の浸水被害や車が水没するなどの被害が出たばかりだ。
車はある程度の浸水や冠水には耐えられるように設計されているが、車の床面が完全に浸かってしまうような水深は危険だ。集中豪雨に遭遇した場合、同支部ではアンダーパス(立体交差道路)や、電車ガード下の道路といったスリバチ状の道路に水たまりが発生している場合は、絶対に入らず引き返そうと呼びかけている。
落ち着いた行動が天災の二次被害を防ぐ
誤って冠水している道路に侵入してしまった場合は、とにかくエンジンルームに水が入ることを防ぐため、時速10km程度で水を巻き上げないよう走行する。その場合、低いギヤでエンジンの回転数を変えずに速度を落とすことがポイントだ。
そしてもし、車そのものが冠水や浸水してしまった場合は、すみやかにエンジンを停止し、車両は完全に水が退くまで放置しよう。エンジンの再始動は、破損や感電の危険性があるために厳禁だと、同支部では説明している。
このほか、同支部では岡山県内における道路冠水の恐れのある場所を一覧で紹介し、車で走行中に地震に遭遇したときの対処法なども説明している。天災は誰しも避けられないものだが、できる限り二次被害を出さないよう、プロドライバーとして落ち着いた行動を心がけたいものだ。

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)岡山支部ご当地情報
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