バックミラーの国際基準が改正
国土交通省は、2016年6月17日、バックミラーに代わる「カメラモニタリングシステム」の基準を整備すると発表した。
バックミラーなどに関する国際基準が改正されており、今後はバックミラーの代わりに「カメラモニタリングシステム(CMS)」を使用することが可能になった。
これにより、道路運送車両の保安基準などを改正するとともに、国内の基準としても採用されることになった。
この基準の変更により、自動車メーカー各社は、国際基準に適合するカメラモニタリングシステムを備えることで、バックミラーなどがない自動車を設計・製造することが可能になった。
その他の改正点
保安基準等の改正項目としては、「間接視界(ミラー等)に関する協定規則」の採用、前面衝突時の乗員保護基準及び歩行者保護基準の基準を強化する。
突入防止装置の強度要件の強化等の改正も行い、走行距離計の表示桁数を明確化するなど、すべて国際基準を採用する。
また、自動操舵機能に関する基準の一部適用を猶予し、ドライバー異常時対応システムの車外報知に係る灯火器の改正も行うとしている。
公布は6月17日、施行は6月18日となっている。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省 ニュースリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000211.html