身近な名前に変更
国土交通省は2016年6月10日(金)、新たに全国31か所の交差点名を、観光地の名称を含めたわかりやすいものに改善すると発表した。
これは、国土交通省が、観光立国や地方創生の実現に向けて、昨年12月より進めてきたもの。すでに全国14か所で、「宗谷岬」や「蔵王温泉入口」といった新しい標識を設置している。わかりやすい名前に変更するパターンと、もともと名称のない交差点に名前をつけるパターンがある。「層雲峡温泉」などが後者にあたる。
対象となる箇所は、直轄の国道などで、観光地に隣接するなど、観光地へのアクセス道路の入り口となる交差点。名称を表示する観光地は、著名な観光地や名所・旧跡、文化施設で、かつその名称の表示が道路標識適正化委員会で認められたものに限られる。
地元の意見を大切に
取り組みのポイントとなるのは、身近な観光地の名称を交差点名に取り入れること、その観光地の名称を決定する際には、地域住民の意見も取り入れ、観光関係者、都道府県公安員会とも連携するということだ。
国土交通省では、引き続き、地域の意見を参考に、対象となる箇所を増やしていくとしている。また、変更が決定したものについては、随時、「交差点名標識改善ウェブサイト」にて公開していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000698.html国土交通省 交差点名標識改善ウェブ
http://www.mlit.go.jp/road/sign/sign/kosaten.htm