値下げで、EVが身近に
日産自動車株式会社は、6月1日、100%電気自動車「e-NV200」の国内販売価格を同日から値下げしたと発表した。今回の価格改定では、ユーザーの裾野を広くするべく価格が見直され、全グレードを対象に行われている。
グレードにより異なるが、1台当たりの値下げ額は、1万9,440円~58万6,440円、車体価格は329万4,000円~476万7,120円(税込み)となる。国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金)26万4000円を利用すると、303万円から購入できることになる。
室内の広さや多様性、EVの特徴である静かな走り、加速性が好評なe-NV200。最大1,500Wの電力が供給できるパワープラグは、電源が無い屋外での電源供給が可能で、走る蓄電池などの利点もある。
充電インフラも徐々に充実
日産は、ゼロ・エミッション領域のリーダーとして、EVの開発・販売だけなく、様々な活動を行っている。EVを普及させるため、充電インフラの整備にも力を入れている。日産の販売店をはじめとして、コンビニ、高速道路、道の駅、商業施設などにも設置が進み、2016年4月時点で、設置完了した充電インフラは全国で23,000基を超えたという。
温暖化防止という大義のもと、急速充電の普及を進めているCHAdeMO協議会(チャデモ協議会)によれば、EVの普及ペースは世界で2020年までに600万台と想定されており、この普及ペースを支えるためには20万台規模の急速充電インフラ整備が必要だと考えている。
世界各地で、この日本発の規格のチャデモ急速充電器が採用が進んでおり、チャデモの提案する「DC急速充電方式」ユーザー、サプライヤー、充電スタンド設置者、行政機関など各方面の関係者から技術的な信頼を得ている証しだと自信を見せている。
(画像はプレスリリースより)

日産自動車ニュースリリース
https://newsroom.nissan-global.com/releases/160601-02-jチャデモ 公式サイト
http://www.chademo.com/wp/japan/