九州自動車道の一部交通規制を緩和
国土交通省道路局では、平成28年熊本地震における九州自動車道の復旧工事で、木山川橋の応急復旧により速度規制を緩和すると発表。2016年6月1日より速度規制が50キロメートルになる方針だ。
木山川橋の応急復旧による速度制限
平成28年4月14日の熊本地震発生後、九州自動車道は4月29日に全線を一般開放。一部で復旧のため交通規制があるものの、対面通行や制限速度などの規制を行いながら復旧を急いでいる。
益城熊本空港インターチェンジから嘉島ジャンクション間は2車線で一般開放されているが、橋桁など損傷の激しかった木山川橋を通過するため、一部区間で時速20キロメートルの速度規制を行っていた。木山川橋は橋長870メートル、地震により30センチから40センチもの桁のずれが生じていた。
速度制限を時速50キロメートルに緩和
しかし今回、橋桁などの補強が完了したことに伴い、6月1日の朝より時速20キロメートルであった速度規制を、時速50キロメートルに緩和すると発表。対面通行は継続されるが、交通の流れがはるかに回復すると見込まれる。
同省では今後も引き続き工事を行い、九州自動車道の早期完全復旧に向けて取り組んでいくとしている。

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001133307.pdf