ワゴンタクシーで使われる車種が受賞
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)は、平成27年度の「新・安全性能総合評価(JNCAP)ファイブスター賞」受賞車種を発表した。
「JNCAPファイブスター賞」は、NASVAが実施する自動車アセスメント試験において、最高評価である星5つ(ファイブスター)を得た自動車に対し授与するもの。
今回の受賞は、ワゴンタクシーなどにも使用されているタイプの車種が授与されている。「ホンダ ジェイド」、「トヨタ シエンタ(SCA付)」、「ホンダ シャトル」、「ホンダ ステップワゴン」、「マツダ CX-3」の5つ。
選考基準は高い
新・安全性能総合評価は、国土交通省とNASVAが実施し、乗員保護性能評価、歩行者保護性能評価等の合計208点満点で5段階評価することしている。
「JNCAPファイブスター賞」の選考条件は、新・安全性能総合評価の得点が170.0点以上であり、フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験、側面衝突試験、後面衝突頸部保護性能試験、歩行者頭部保護性能試験及び歩行者脚部保護性能試験に係る個別評価が、それぞれにおける最高評価から2段階以上下回っていないこと。
なお、新・安全性能総合評価ファイブスター賞対象車種のうち、獲得した得点が過去受賞した車の最高得点を超えたものは「JNCAP大賞」が贈られるが、今回は対象車はなかった。

NASVA 独立行政法人 自動車事故対策機構
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