乗務社員も上着を着用しない軽装で勤務
三和交通株式会社は、2016年5月9日(月)~10月31日(月)の期間中、乗務社員がクールビズを実施する。これは、同社が積極的に取り組んでいる地球温暖化防止および省エネルギー対策の一環だ。
クールビズ実施期間中は、タクシードライバーも原則として上着を着用せず、半袖または長袖のワイシャツにネクタイ着用という姿で業務を行う。ただし、上着は常に携行しているので、利用客などから要望があった場合は着用する。
また、タクシー車内も目標設定温度を26度とし、過度な冷房を避け環境に配慮した取り組みも行う。なお、こちらも利用客から要望があった場合は、設定温度の変更も可能だ。
車内温度も極端に下げることなく
クールビズに関しては、社会的にもかなり認知が広がっている。省庁などでもノーネクタイでの勤務が定着しており、接客業であるタクシードライバーも上着を着用していなくても、不快感を覚える利用客はそれほどいないだろう。
それに、利用客側もクールビズで軽装の人が増えていることだし、電車などでも弱冷房が定着してきているのだから、タクシー車内が特に冷えていなくても、利用客からの不満はそれほど多くないのではないだろうか。
もともと、極端な気温差は人の身体に負担をかけるものだ。真夏の炎天下でもしっかりスーツを着込み、その分冷房を強くかけるというスタイルは、環境だけでなく人の健康にとってもあまりよくない。今後は、タクシードライバーも積極的にクールビズを取り入れていくべきではないだろうか。

三和交通株式会社グループニュース
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