避難態勢の強化に期待
富山県の南砺市は4月19日、有限会社はしもと及び福光タクシー株式会社(はしもと・福光タクシー)と、「災害時等における避難場所及び移動手段等の提供に関する協定」を締結したと発表した。
南砺市ではこれまで、救援物資の運搬と供給について富山県生活協同組合連合会と、また応急救護活動のために南砺市柔道整復師会と、それぞれ災害時等における支援協定を締結している。今回のはしもと・福光タクシーとの協定により、避難態勢が強化されることを期待している。
南砺市は、はしもと・福光タクシーに対していくつかの協力要請を行うことができるようになった。
移動手段以外にも提供を受けられるものが
この協定により南砺市は、災害時などにはしもと・福光タクシーの所有タクシーを利用して、高齢者等の交通弱者を避難所等まで移動させることができるようになった。
また、はしもと・福光タクシーの所有地であるファミリーマート、ファミリーブックスを一時的な避難場所としても使用できることになった。
さらに協定では、はしもと・福光タクシーの所有地で、一時的に避難した人やボランティアスタッフ等がLPガス設備を使って炊き出しができることになった。

南砺市
http://www.city.nanto.toyama.jp/