国土交通省、ガス欠の取り組み
国土交通省道路局では、高速道路上での安全な走行を促すため、来年度までに150キロメートルを超える給油所の空白区間をなくすと発表。まずは2016年7月中旬までに5つの路外給油サービスを実施する。
高速道路上の給油区間
現在、全国の高速道路では、一つの給油所から、次の給油所までの距離が100キロメートルから150キロメートルのところは61区間、150キロメートルを超えているところは16区間存在する。
高速道路上でのガス欠発生は1日40件近くにのぼり、そのうち150キロメートルを超える区間でのガス欠率は、100キロメートル未満の区間と比較しても1.8倍と高い割合だ。
2015年7月に同省がまとめた「高速道路機構・会社の業務点検」でも、安全な走行と円滑な道路交通のために、ガス欠の防止とサービス水準確保に向けた対策の必要性が改めて確認されている。ガソリンスタンドの空白区間の解消について、積極的に取り組むとしていたところだ。
7月までに5つのICで路外給油サービス
2016年4月から、高速道路会社がすでに路外給油サービス2件を実施。7月までにそれらを含めた5つのICに同様のサービス設置を予定している。これらの効果を検証しながら、来年度にはサービスをさらに拡大していくとしている。

国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000671.html